大正琴を紹介している書物からその歴史を調べました。お読みいだだくと多くの説、見解があることがおわかりいただけると思います。困惑なさるかも知れませんが、説、見解が多くあったこともお伝えしたく、あえて掲載いたしております。この報告書が大正琴の歴史に興味を持つ人達のお役に立ち、大正琴に関する情報を多く得ることで一人でも多くの方が愛好者になってくださることを期待いたします。
この報告書は2010年4月にNHK名古屋放送センターで“名古屋大須と大正琴”と題した(※1&2)展示会の為に集めた資料を基とし、その後に得た情報を加えています。この展示会は大正琴発明100周年記念事業の一環として演奏会と展示会を同時にご覧頂くため、琴修会創立30周年記念演奏会と同時に2日間開催致しました。それと同時に陳列では名古屋市開府400年記念をも取り上げました。2011年から2012年にわたり日本中いたる場所で多くの大正琴流会派が大正琴誕生100年を祝いました。
この報告では大正琴をご存知でない人向けに楽器としての大正琴の情報を載せています。それは、楽器本体とその音楽的特徴についてです。お読みいただく方は、よくある大正琴質問の節(FAQ)で検索できます。さらに情報に関連した写真を掲載しております。
この報告書の第一の目的は、楽器(大正琴)の読者と琴修会の読者に興味を抱いていただき、高齢社会での生涯学習意識を高めていただくことです。
株式会社ライリスト社 取締役 調査室長 今泉和久 |
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※1.&2.2010年大正琴展示会 |