よくある大正琴の質問と回答(FAQ)

 

I.世界の出来事は大正琴の発展にどのように影響しましたか?


 戦時中には軍政は娯楽抜きの質素な生活を強いました。戦前には、大衆歌を大正琴で楽しむことが出来ました。大正琴の普及は娯楽の一種とみなされ、禁止となりました。付け加えると大正琴は部分的に鉄を使っていました。終戦間際には鉄の使用制限規制が政府からあり、大正琴は市場から消えました。

 なぜ大正琴が市場から消えたかについての別の理由は演奏が簡単で音色が単純だった為と言われています。多くのクラシックやオーケストラが日本中で多くの演奏会を開催していました。人々は西洋楽器に慣れて大正琴と西洋楽器とを比べるようになりました。その結果人々は大正琴に興味を失いました。

 ほとんどのプロのピアニストやヴァイオリニストは楽器としての大正琴の価値を認めませんでした。大正琴が発明された名古屋でさえ太平洋戦争前は大正琴が公衆向けの演奏の場で演奏されたとの情報を見つけることが出来ませんでした。名古屋は大正琴が市民にとても人気な町でしたが、大正琴の質が改良された1990年代の始め頃まではプロの音楽家だけでなく多くの楽器店は大正琴を真の楽器として認めていませんでした。