あとがき

  大正琴は1927年(昭和2年)に政府の重要輸出品の一つに指定され、当時は国内は言うまでもなく、東南アジアに多く輸出されておりました。いろいろ多くの情報を収集した結果、たった100年を経過しただけなのに大正琴の歴史についていろいろ異なった見解があることがわかりました。この機会に各見解について、時代背景を考慮し、いろいろ思いを巡らしてはいかがでしょうか。いずれ根拠に基づいた統一した見解となることを期待いたしております。
  今後、大正琴改良が進み、さらに多くの人々に愛用される楽器となることを期待しています。琴修会も努力する所存でございます。

  最後になりましたが、報告書作成にあたり、資料の使用許諾を下さいました関係各位、情報をご提供下さいました会員各位、さらに琴修会ハワイ支部ジャニス田代様と綾子デトワイラー様には当報告書の構成と英文作成にひとかたならぬご協力を賜りました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。