琴修会とライリッシュ・オカリナ連盟は、
日本とオーストリアの音楽文化交流の架橋となりました。
総勢125名のライリスト国際交流旅行団は、8月2日から8月9日の日程で、ザルツブルク音楽祭(オーストリア)に市民参加し、日墺音楽文化交流をして参りました。
ライリスト国際旅行団が行う音楽文化交流は、2015年に行いました日伊音楽文化交流に続き2年ぶりです。
ザルツブルクはウィーン古典派三大巨匠の一人である、モーツァルトの生まれた町です。その町で行われる音楽祭は、毎年夏に行われる世界的に有名な音楽祭です。この期間中は、世界中から著名な音楽家が集まり、ザルツブルクの音楽ホールや、街角で様々な演奏を行います。
ライリスト国際交流旅行団は、現地時間8月4日に、世界遺産にも登録されているザルツブルク市街の歴史地区にある「ミラベル庭園」で演奏会を行いました。
現地時間午後2時より、大正琴演奏が始まりました。
現地の方をはじめ、世界各国の観光客の方々が初めて聞くであろう大正琴の音色に、のべ300名以上の方が興味津々!中には曲に合わせて踊りだす女性もいて大盛り上がりの演奏会でした。大正琴への興味がひしひしと感じられた演奏終了後、急遽予定になかった「大正琴体験会」を実施。音楽の力の前には国境も言葉の壁も関係無し、大勢の方が大正琴を楽しんで行かれました。
午後3時からはオカリナ演奏。こちらも多くの方々が人垣をつくり、ヨーロッパ生まれの楽器によって奏でられる日本の曲や現地の曲に耳を傾けていました。
オーストリアは、かの有名なミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台になった国です。その劇中に使われていた「エーデルワイス」や、オーストリア第2の国歌と言われている「美しく青きドナウ」を演奏し、大きな拍手を頂きました。
翌8月5日は、モーツァルト研究所で主任研究員を務めるライジンガー氏のモーツァルトに関する講義を聴き、偉大な作曲家モーツァルトに対する見識を深めました。その後、ザルツブルクで活動している音楽グループによる演奏を披露していただいた後、ライリスト旅行団も大正琴演奏、オカリナ演奏を披露し、両国の音楽文化の交流を図りました。